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- 更年期障害になりやすい人
疲労やストレスの多い方
疲労やストレスが自律神経に不調を来たし、更年期障害の症状を悪化させてしまうことがあります。また、更年期障害の症状がストレスの元になり、そのストレスがさらに更年期障害を悪化させるという悪循環に陥ってしまうケースもあります。
疲労やストレスを完全になくすことは現実的に難しいかと思います。ですが、できる範囲で避けられるストレスは避ける、避けられないストレスやお疲れの原因がある場合には栄養や睡眠を十分にとる、ご自身にあったリラックスの方法を見つけるなどの方法をお試しいただくことによって、更年期障害の症状を緩和できるケースもあります。
更年期障害の症状が出ているときには無理や我慢をせず、まずは心身を休め、それでもよくならないようならば医師へお気軽にご相談いただきたいと思います。
生活が不規則になりがちな方
生活が不規則だったり十分な睡眠や休息をとれていないと、低下しつつあるホルモンのバランスがさらに不安定になってしまい、更年期障害の症状をより悪化させてしまう可能性があります。
お仕事やご家庭の事情などでやむを得ない方もいらっしゃるかと思いますが、お心当たりの方はご自身に無理のない範囲で、以下を意識してみてください。
- 生活のリズムをできるだけ一定にする
- 睡眠や休息の時間を十分確保する
- 食事の栄養バランスを意識する
- 簡単な体操、散歩、体を動かす趣味を持つなど日常に運動を取り入れる
30代の方でも症状がでることがあります
プレ更年期
一般的に、更年期障害は40代前半から50代後半の方に多いといわれています。
ですが、体質や生活習慣、環境などによっては30代後半の方でも更年期障害のような症状が出ることがあります。これをプレ更年期といいます。
プレ更年期の原因
女性ホルモンは閉経前から急に減少を始めるとは限らず、30代後半からゆるやかに減少を始めるケースもあります。
そのような場合に上述した疲労、ストレス、生活習慣などの要因があわさるとプレ更年期の原因になります。
プレ更年期の治療
ピルを服用することでホルモンのバランスが安定し、プレ更年期の症状を改善できる可能性があります。ただし、ピルの服用が適切かどうかは、患者様の年齢、体質、生活習慣などにより異なります。安全のため、ピルによる症状改善をご希望の際は必ず、医師へ相談するようにしてください。
その他、漢方、ホルモン療法、サプリメントなど、通常の更年期障害と同様の治療法が効果的な場合もあります。(更年期障害の治療について、くわしくは『更年期障害の改善方法 』のページをご参照ください。)